木造平屋と鉄骨造2階建の既存建物を、陶芸家夫婦の店舗兼作業場兼住宅に改修する計画である。「器のしごと」として2店舗目となる本計画も前作と同様、オーナーの作品に通底する「経年変化の風合い」を活かす空間とする為に、まず既存の天井と内部壁を全て撤去して木造架構を現しとしたのち、全体を白く塗り込む事で「白い空虚（うつわ）」のような空間とした。純粋に作品だけを楽しむ為の「器のうつわ」としてデザインした。