京都市の中心街に位置する、インバウンドのファミリーを主な客層として計画された客室数7室のホテルである。
7つの客室にはそれぞれ京都にちなんだ部屋名と日本の伝統色が与えられ、「信楽焼の浴槽」「井波彫刻の欄間」「清水焼の食器」などの日本の伝統的な室礼が、7つのテーマに合わせてそれぞれデザインされている。
外観は地元のまちづくり委員会とも協議しながら、周囲の町家と軒庇の高さを揃え、外壁の色彩や質感を周辺建物に合わせつつ、現代的な素材を使用する事で、伝統的な街並みに溶け込みながらも個性豊かなホテルとなる事を目指した。